前回の記事で社会人5年程度が経った頃、
初めて自分なりのライフプラン・ファイナンシャルプランを書き出した話をした。
今日はその時の話を少し詳しくしてみようと思う。
前回話したように、なぜか漠然としたお金に対する不安を持ち始めた。
その背景には銀行口座の残高が毎月末には0スレスレになっているのだが、
一体自分が何にお金を使っているのか全く理解できていないことが原因だった。
この不安を解決するために、まずは自分の1) 資産状況や2) 生活費、
さらには3) ライフプランや4) ファイナンシャルプランを明文化することを決意した。
結論から言うと具体的には下記を行った。
1) 資産状況と2) 生活費の明文化:MoneyTreeの利用を開始
3) ライフプランや4) ファイナンシャルプランの明文化:Excelにバイブルを作成
1) 資産状況と2) 生活費の明文化について
とりわけ2) 生活費の明文化については苦い思い出がある。
実は社会人1年目にチャレンジしていた。
当時、初めての一人暮らしでボロ屋に住みたいという謎の希望があった。
1Rのアパートのデスクには、大学4年生の時にアルバイト三昧で貯まったお金を元手に
購入した18万くらいしたiMac。
自分はそのiMacにExcelで家計簿なるものを作成して毎日記帳することを目標とした。
当時のスマートフォンの家計簿アプリはMoneyTreeやMoney Forward、Zaimなどの
現在の人気アプリが出る前で、存在していたものは入力メインのアプリばかりで
抽出や分析ができなかった(と記憶している)。
そのため、もっと分析に重きを置いた家計簿なるもの自分で管理すればいい!と
Excelで作成した。内容はひどいもので、手打ちで支出を入力し、
それをグラフ化するという自己満ツール。。。汗
結局この家計簿は2~3か月しか続かなかった。
敗因は3点:
1.出費を記録するという作業が自分の生活の導線に入っていない
→ 毎日パソコンを立ち上げて、Excelを開き、出費を記録する作業がめんどくさかった
2.手打ち入力のため入力内容に漏れが発生
→ 2日程度、間が空いてしまうと何にいくら使ったか忘れてしまうケースが多発し、そもそも家計簿の精度が落ちた
3.記録する目的が明確ではなかったためモチベーションが続かない
→ 当時はお金を貯めたいという気持ちはなく、興味本位で記録を付けていたため、上記の1や2のチャレンジを克服するほどのモチベーションが続かなかった
今考えれば、手入力してグラフ化するくらいなら当時もアプリがあったのでは?
と思ってしまうぐらいだが(笑)、なぜか自分でやろうとして失敗...
そんな過去の苦い経験があったが、やはり人類は進化すると実感したのが
現在人気の家計簿アプリの登場だ。自作家計簿の際には一切調べても見つからなかった
MoneyTreeやMoney Forward、Zaimといったアプリが巷では流行っていた。
いろんなネット記事を調べた結果ひとまずMoneyTreeとMoney Forwardの2つを
スマホにインストールした。どちらも無料版だ。
最初は銀行口座やクレジットカードの紐づけに抵抗を感じたが、
データの読み取りだけを行うということで、MoneyTreeとMoney Forwardで
行った操作によって元々の銀行口座やクレジットカード情報が書き換わることなどが
ないということで使用を開始した。
1か月程度MoneyTreeとMoney Forwardの両社を使ってMoneyTreeを続けることを決めた。
下記に色々書いたが、ざっくりとした印象はこのような感じか。
- MoneyTree:無料版でも、めんどくさがりが簡単に使って推移がわかる
- Money Forward:使い込むほど便利で、有料版を使えば最強
結局、めんどくさくて家計簿をやめた過去があったので、自分の用途としてはMoneytreeが合っていたのでMoneytreeを選択。
(ちなみに結局数年後の現在は物足りなさを感じ、Money Forwardの有料会員になっている笑)
3) ライフプランや4) ファイナンシャルプランの明文化について
次にライフプランとファイナンシャルプランを明文化した。
まずはMoneytreeを繋いだことによってわかる資産残高。
そして、必要現金を計算した。
まずは生活防衛資金。
生活防衛資金については設定幅が広かったが、
ビビり症の自分は6か月の生活費で設定。笑
「投資に回さない「生活防衛資金」は3カ月分で十分といえる理由」山崎 元
https://diamond.jp/articles/-/228389
マネーセンスカレッジ
そろそろ結婚かなと思い、結婚式の費用や出産費用を
ゼクシィなどのサイトで調べて入力。
そこまで結婚に積極的ではない自分がゼクシィを見ていた時は、
何とも言えない気持ちだった...苦笑
総資産から必要現金資産額を引くと、現在投資に回せる金額が出る。
もちろんお金がなかった自分はマイナス。
(まずい!笑)
最後にでは一体自分がいくら使っていて、いくら貯金・投資に回せるかを記した。
まずは生活費を洗い出した。
Moneytreeから分かった過去の出費を割り出す。
もちろん1年分の実績が取れないケースもあったので、
ひとまず数か月のデータから1か月分を平均値を算出。
そして、お金が貯まらない理由でもあるのだが、ほぼほぼ収入=支出だったので、
あからさまな無駄遣いなどは除いて、目標出費額を設定した。
ここでやっと貯金・投資に回せるお金ができてくることになる。
それをベースに生活防衛資金や特別引当に回す金額を設定。
これで自分のお金がどこにいくら行くべきか明確になった。
ずいぶんと長くなってしまったが、
これらの明確化を行った後で、実は最も大事なアクションがあった。
それは貯金の自動積立の設定だったのだが、今日はたくさん書いたので、
「貯金の自動積立の設定」は次の回にでも書こうかな。笑