我が家ではこれを機に住居の購入を考え始めました。
その際に、東京23区の人口あたりの犯罪発生数を
調べてみましたので、ご興味があればご覧ください。
今回の調査の背景
毎月払う家賃がアホらしくなり、
「あーーー、家ほしい!」と思い立ちSUMO、HOMESを始めとする
様々な住宅検索サイトへ登録し、物件情報を舐め回した2020年。
いくつか「これは!」と思う物件に出会うものの、
家庭内の意見が割れ、購入決意まで至らない、、、
重要事項の1つに「周辺の安全性」が家庭内で話し合われたが、
「安全性って何よ?」と話が進まない(イライラ)
ネットで色々記事検索しても区単位の犯罪率しか見当たらず、
警視庁の「犯罪情報マップ」もなかなかよくわからない。。。
そんなこんなで、
「だったら自分で人口あたりの犯罪件数を調査してみよう」
と今回の調査が始まったとさ。
調査の前提
今回は一般公開されている下記2つの情報を使用。
- 「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数 警視庁」(警視庁)
- 「住民基本台帳による東京都の世帯と人口 令和2年1月 第5表」(東京都)
これらの情報を元に人口100人あたりの犯罪件数を調べた。
- 犯罪件数は2019年(令和元年)年間合計
- 人口は2020年1月時点を使用
- 人口が0の町丁は人口100人あたり件数を算出するために人口総数1で算出
- 認知犯罪件数の掲載がない町丁は0件として算出
調査結果
東京23区の町丁ごとに結果をプロットしたので
気になる地域のフラグを選択して詳細を見てみてくださいな。
レイヤーは100人あたりの総犯罪件数で6つに分類。
- 0件
- 0~0.25件
- 0.25~0.5件
- 0.5~0.75件
- 0.75~1件
- 1件以上
ちなみに23区の町丁全体で平均34.67件という恐ろしい数字になったが、
公園やオフィス街などの人口0人の繁華街・集客地で犯罪件数が多いと
数字が大きく見えてしまうんですよね、、、トホホ
なので中央値0.54なので真ん中は100人あたり0.5件くらい、
と思ってマップを見てもらうといいかも。
対象3,137町丁
人口100人あたりの総犯罪件数
最大値 | 10,500.00 |
第三四分位 | 0.92 |
平均値 | 34.67 |
中央値 | 0.54 |
第一四分位 | 0.36 |
最小値 | 0.00 |
それでは結果のマップです。 (PCでの閲覧推奨)
フラグを選択して詳細を見てもらうと、
万引や自転車泥棒などを抜いた100人あたりの凶悪・粗暴・侵入窃盗の件数や
それぞれの犯行別の件数も見れるのでご参考までに。
調査結果の考察
これを作ってみて気づいたこと。。。
分析屋さんとしての気付き
- 東京都の人口データは区毎に算用数字・漢数字や全角・半角が統一されておらず、名寄作業で発狂
- 警視庁の犯罪件数表では新宿区内に四谷三栄町とは別に「三栄町」や江戸川区東篠崎1・2丁目とは別に「東篠崎町」と存在しない地域名で犯罪件数が上がっており、現場の警察官が手書きかなんかで犯行現場を記入したのがそのままデータベースに入っちゃってるんだろうな~と、データマネジメントの弱さに発狂
住居購入を考える身としての気付き
- 繁華街は犯罪件数が多く、人口も少ないので100人あたり件数は目立つ
- 住宅街でもショッピングモールがあると万引件数が多くなって100人あたり件数は増える
- 都心部の港区・千代田区・中央区・渋谷区・新宿区は繁華街で件数が多いのは理解できるが、閑静な住宅街といわれる文京区・世田谷区・目黒区でも意外と人口あたりの件数が多い地域もある
結論(この調査結果の使い方)
結論としては購入を検討した住所(町丁)をこの地図で確認して、
凶悪・粗暴・侵入窃盗の件数が少ないことの確認や、
周辺地域も同程度の犯罪件数で安心できるかを確認するくらいに使えればいいかな。
ちなみにマップ注釈にも書きましたが、
このマップの結果で発生するいかなる事象について
責任は取れませんのでご使用は自己責任でお願いします。
以上!